本日の株価 11月19日 プレミアグループが加盟店向けにポータルサイト開設
■COVID-19のワクチン開発に明るい兆しが続く…
最近なって、続々とCOVID-19のワクチン開発の朗報が報告されています。
まず最初に飛び込んできたのは米国製薬企業大手のファイザーの開発したワクチンです。有効性として90%という数字が示されました。これで、世界中の人々がコロナの恐怖から解放されると考えたでしょう。
それも束の間、続いて、決して大手とは言えない米国の新興企業であるモデルナあが開発したワクチンです。このワクチンは、驚くべきことに有効性を95%という数字を示しました。しかも、ファイザーの開発したワクチンよりも保管安定性が高いとのデータもあり、一気に本命に踊りでた印象です。
そして何よりも、この2つのワクチンがmRNAワクチンという新たな抗体発現作用をもたらすワクチンだということです。もし、このどちらかが上市されれば、初めてのmRNAワクチンということになります。
このmRNAワクチンのメリットとしては、2つあると考えています。
1つ目は、免疫獲得機序が2ルート存在していることです。これで抗原のカードを複数獲得できます。
そして、2つ目は、そのスピードです。
モデルナは、COVID-19のウイルスの遺伝情報を解読したあと、2か月後には臨床試験を開始しています。このスピードは、通常の医薬品では考えられないスピードです。ウイルスのパンデミックのような一刻を争うような場合おいては、この上ない有効なメソッドであると考えらます。
おそらく、今回のCOVID-19は我々の働き方も変えたと思いますが、mRNAワクチンのイノベーションの速度を向上にも寄与したと思います。
結局は、私の様の一般市民は、火事場の馬鹿チカラとも思える人間の課題解決能力に驚かされるだけです。そして、ファイザー及びモデルナの双方のワクチンを市場に供給し、一刻も早く世界をこの状況から救って頂きたいと願うのみです。
ワクチンが開発された後は、感染発症後の医薬品の開発へとシフトしていくと思いますが、医薬品はこのレベルのスピードはさせないと思いまうので、しっかり感染予防に努めながら生活していきたいと思います。基本的には、抗ウイルス薬は低分子医薬品が多いので、日本企業も活躍できるのではないかと期待しています。
また、明日もよろしくお願いします。